いくつかの短編小説集。
田舎で暮らすお互い伴侶を失ったご近所さんが、どこか自分のもと伴侶を投影しながら、すすむ話。お互い気持ちの拠り所にする微妙な関係。恋ごころとかではない。なんだかわかるような気がする話だった。
結婚の前日にいつもは言わないわがままを言う娘。
恋人との結婚で相手のご両親の家にあいさつに行った時の姑になろうである人との様子。きっとそうだよねえと思ったりする。お義母さんも寂しいんだよなと。
ふと旦那のお母さんを思い出す。うちの旦那は兄弟で一番下なので私には反対するそぶりはなかった。一番上のお兄さんが結婚するときは反対したらしい。結婚するという話がでるまで、お付き合いしている人がいることを知らなかったと。
あのお義母さんが認めないと言って口を聞かなかったと最近聞いた。確かに昔ながらの口うるささはありますが、一番下の兄弟の嫁なので、あまり色々言わないので驚きました。
でも長男ってそうなのかもしれません。
長男のお嫁さんは大変ですね。この話を読んでふと思い出しました。
2冊目は 「みきわめ検定」
こちらも短編集になります。
ある一つのストーリー。結婚すると思っていた相手に好きな人ができたと失恋する話。昔の自分の恋話を思い出しました。失恋話なのに、懐かしい気持ちになりました。青春でしたね。
あと、恋人として昇格するか?でもなんか違うと思って、もう会うことはないだろうと思うこと。独身時代はそんなことあったなと。何回か二人で会うも、何か違うと疎遠になった人。
こちらもみきわめ検定されたこともあったよな。たぶん。
私にとって読書とは違う世界に浸れる場所。違う立場を感じれること。 そして、懐かしい気持ちになること。
文字をよんでいるはずなのに、なぜかストーリーが頭によぎるんですよね。不思議ですね。
今日の読書記録でした。