私の娘は中学2年生。
彼女は学校に行かなくなってしまった。毎朝、彼女の部屋のドアを静かに声をかけるが、返事はないけれど、私は入る。
起きられそうにないので、そのまま寝かす。
今日は無理そう?と声をかける。
彼女は布団の中で微かにうなずく。その小さな動きが、私にとっては大きな意味を持つ。
午後になると、お母さん遊ぼうと声をかけられるので、Switchでゲーム対戦。
いつも負ける&私が腱鞘炎持ちなので時折私は抜ける。課金して、オンラインで世界の人と戦うときもあった。
夕方になると、私たちは散歩に出かける。近所の公園まで、ゆっくりと歩く。彼女は自然の中でリラックスする。風に揺れる木々を見て、深呼吸をする。時には、彼女が話し始める。学校のこと、友達のこと、未来のこと。
今は休めってことだよね?で話は終わる。
夜、私たちは一緒にドラマを見る。私達が現実から離れ、別の世界に没頭する時間。映画が終わると、「楽しかったね」と彼女が言う。その言葉が、私にとっての一日の終わりを告げる。
不登校になってから、娘との絆は深まった。彼女のペースで、彼女の時間で、私たちは前に進む。学校はただの場所。大切なのは、彼女が幸せでいること。私たちは、その日々を大切に過ごしている。
今は休養ってことだよねと自分に言い聞かせる。
去年はそんな毎日をすごしていた。