「職業としての小説家」村上春樹著
村上春樹さんの名前を知らない人はいないのではないのだろうか?
基本小説が好きなのだが、思わず自伝的にかかれているこの本を手に取った。
はじめは彼が考える小説家とはからはじまる。
誰でもなれる、でも続けることが難しい。そして長文を書くことに彼は悩んだり、スランプに陥ったことがないそうだ。
このセリフからも天才さを伺わせる。
成功者である村上さんだが、順風満帆な人生を送ったわけでもない。むしろ波乱だ。ただ運も持ち合わせている気もする。
昔からいう話で、続けらることは才能だという言葉。
それは本当だ。
またこれだけ話題になる本をずっと書き続けてはいるが、批判もあったことも知る。でもそれに彼は動じていないようだ。そして人よりも努力しているようでもあるが、本人はそれを努力とは感じていない。
人並みの人生を歩まない、信念を貫く、続けられることにつまり才能が秀でているものに出会えたことなど、今人生の迷い子にたつ私としては、少しだけこれからのことについてのヒントをもらった気がする。
少しだけというのは、こんなに天才的ではないからで、生き方の姿勢という意味では大いに思うことがあった。
最後にヒトコト。やはり村上さんはもの書きの天才だ。